「幸せは続かない」高森顕徹先生から教えていただいたこと

高森顕徹先生の本を読むと、まるで自分に語りかけられているような気持ちになります。
「あなたにとって幸せとは何?」
高森顕徹先生からそのように問われているかのようです。

人生の幸せって何だろう?
私がちょうど予備校に通っていた時期、良く考えていた事です。
憧れの会社で働く。
お金持ちになる。
大好きな人と結婚し、家族の団欒を持つ。
思い浮かぶ事は色々。
でも、どの答えも何かスッキリしないものがありました。

高森顕徹先生の監修された本『なぜ生きる』を読んだ時、平成4年のバルセロナオリンピックで、平泳ぎ金メダルを取った、当時14歳の岩崎恭子選手の事が書かれていました。「生きていていちばん幸せ」とインタビューで語ったとおり、14歳で、人生最大の喜びが訪れたのです。当然周囲は「もう一度金メダルを」と期待し、大きなプレッシャーに。高校受験のため練習ができず、記録は不振。何度も水泳をやめようと思い、「金メダルなんていらないと思った」と述べています。
「いちばん幸せ」が、「金メダルなんていらない」に変わってしまったのです。次のアトランタ五輪の結果は第10位。ふっ切れた彼女に、水泳への未練はありませんでした。

いくら熱中できるものがあっても、その喜びが永遠に続くと言い切れるだろうか。生きがいによる満足感も、いつか色あせる運命からは逃れられない、つまり「幸せは続かない」という悲しい現実を、高森顕徹先生は私に突きつけているように感じました。

でも、それを「仕方がない」「幸せとはそんなもの」と諦めるのは絶対にイヤでした。
だから今、私は親鸞聖人の教えを学んでいるんだ、と法話を聞いたり、高森顕徹先生の本を読んだりすると、原点に立ち返らされます。
仏教を学び、仏教用語にも親しみが持てるようになりました。
日本人の生活にとけ込んでいるのが仏教の教えなんだとわかって、と仏教に親近感を持ちます。
特に「因果応報」という言葉は、因果の道理の教えに基づいていて、努力することの大切さを学びました。
また、「和顔愛語」(わげんあいご)という言葉が、すごく好きです。
その言葉の意味どおり、笑顔とやさしい言葉に努めていきたい、と思います。

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